2009年12月28日

小学生にCPUを教える

マザーボードは街のように見える

パソコンのマザーボードを眺めていると、まるで街のように見えてくる。
Macintoshを使い始めたころ、CimCityというゲームがあったが、そのゲームの街を見ているようでもある。

moterbord.jpg


小学生にCPUを教える

CPUとは、Central Processing Unit、つまりコンピュータの中央処理装置のことである。

最近のパソコンのCPUでは、インテルのi7とか、i5とかCore2とか呼ばれるものである。

その仕組みを、小学生に教えると私が言ったら、それは全く無理だと猛烈に反対した人がいた。

その人は、少なからずコンピュータに関わりのある仕事をしていた用である。そして、そういう関係には知識があるというプライドが感じられた人だ。

私が小学生にCPUを教えようと思ったのは、その仕組みがおもしろいと思ったからである

コンピュータと言うと、何か無表情で冷たいもので、複雑な論理によって動くものと思う人がいるかも知れないが、CPUを考えたのは人であり、そこには人の思想が盛り込まれていて、人間的なものがあると感じる

そういう人の発想を、私は子どもたちにも教えたいと思ったのである。

ところが、かの人は、私のそういう考えや説明を聴く暇もなく、頭ごなしに、それは無理とかできるわけはないとか、ずっとわめいていた。

私はその人がくどとくどと、否定的な話をするうちに「おまえはCPUと言うものがわかっていないんだ。おれのような専門家ならわかるが、コンピュータというものは、おまえら素人にわかるような簡単なものではないんだよ」と言いたい、という雰囲気が伝わってきた。

いろいろな分野にこういう感じの人はいる。

教員の中にももちろんいる。

教員の場合は、教科が分かれているから、その教科によって専門と言っている。
そして、専門という言葉をしばしば使うせいか、自分は専門家なのだというプライドを持つ人もいるようだ。
はたして、どれほどの専門性があるのだろうか?

プライドの高い人は、自分のその専門領域が侵されるのをひどく嫌う傾向がある。

自分が英語の先生であるのなら、ある数学の先生が自分より英語が堪能であってはいけないのだ。
というか、自分の専門以外の教科に強い人をひどく嫌う人がいる。

しかし、本来はそういう看板で自分のプライドを保つのではなく、誰からも、どこからでも学ぼうという姿勢が大切なはずなのだが、そういう狭い心に会うと、私は嫌気がさす。

だからこそ、たまに、専門、専門と言わない人、他の分野の人からも学ぼうという姿勢の人に会うと、この人はいい人だと感激するのである。

さて、話を元に戻して、小学生に教えるCPUに戻ろう。

cpuCompany.gif


私はCPUの仕組みを勉強したとき、会社の社長室を想像した。
そして、CPUの中身の名称と、実際の社長室との対比は次のようになると思った。

社長→アキュムレータ
秘書、事務係、受付→レジスタ
計算係→数値演算プロセッサ
通路→バス
仕事依頼人→データ、プログラム

図のように、仕事依頼人は書類を持ってCPU会社に訪れる。
受付を通り、社長室内に入る。
社長室に入ると、事務係が来客のチェックなど記録をする。
本日の来客数なども控えている。

仕事依頼人は、社長に面会すると、書類を出して仕事の依頼をする。

社長は、仕事の許可の判断をするわけだが、すべてが頭の中にあるわけではないので、その都度、秘書に記録がどうなっていたかを聞く。

すると秘書は書庫に行って、資料を探し社長に報告をする。

社長はその報告に照らし合わせて、許可するかしないかを判断する。

このように、仕事をしてもらえるかどうかは、社長の判断にかかっているのだが、わかりきった仕事まで社長の許可を得ていたのでは、会社全体の仕事の稼働率が悪くなる。

そこで、社長に許可を得るまでもない、当たり前の仕事は、入り口の事務係が、社長を経ず計算専門係のところへ直接行くように指示する。

こうして、稼働率が上がるわけだが、稼働率が上がると、通路が狭くて仕事の依頼者がなかなか社長のもとに来るまで時間がかかる。
そこで、通路を拡張して流れをよくする必要に迫られる。

ざっと、簡単に言うとこのようにしてCPUは働いていると言える。

小学生に、この図のように役割を与えてCPU会社をやってみると、CPUの概念が理解できるのではないかと思うのである。

小学生にてきなりブール代数のような理論は無理としても、このような概念の把握ができることによって、発想をの大切さが理解できるのではないかと思う。

おれは難しいことをやっているんだではなく、やさしく誰にもわかるように概念を伝えることも考えてもらいたいものである。
もしかしたら、小学生からもよいヒントが得られるかも知れない。

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posted by edlwiss at 16:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 教育研究

2009年12月27日

優れた指導者はアルゴリズムを持っている

ikanisitemondaiwo.jpg前回、アルゴリズムが大切だと述べた。

これを言い換えると、優れた指導者はアルゴリズムを持っていると言える。

アルゴリズムとは何か?

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には以下のように説明してある。
アルゴリズム(英: Algorithm)とは、数学、コンピューティング、言語学、あるいは関連する分野において、問題を解くための効率的手順を定式化した形で表現したものを意味する。算法(さんぽう)と訳されることもある。

コンピュータにアルゴリズムを指示するための(電子)文書をプログラムという。人間より速く大量に正しい結果を導くことができるのがコンピュータの強みであるが、そのためには正しいアルゴリズムに基づくプログラムが必要である。


アルゴリズムという言葉は、コンピュータのプログラミングの世界でよく使われる。
それで、上のような説明になるが、

アルゴリズムとは、簡単に言えば、問題解決法である。

これでも、まだ漠然としている感があると思うので、具体的に説明してみよう。

数を大きい順(小さい順)に並べる

数を大きい順(小さい順)に並べることを考えてみよう。

SuToHensu2.gif右図の上のように、5つの数が並んでいるとき、これを左から大きい順に並べなさいと言われたとき、これは容易にできることである。

だが、この大きい順(小さい順)に並べるという方法を一般化する、つまりここの数が変数であった時は、どうしたらよいだろうか?

具体的な数ならできるが、変数ではできないではコンピュータのプログラムは作れない。

具体的な数字のカードを見せて、大きな順(小さな順)に並べなさいという問題は、小学生でもできるだろう。
しかし、私たちの周りにあるパソコンに向かって、そう叫んでも、パソコンはやってくれない。

こう考えると、人間の頭脳というのは、パソコンよりはるかに優秀であると思う。

パソコンには、もっと具体的にかみ砕いて教えなければ、パソコンは答えを出してくれないのだ。

大きい順(小さい順)に並べるアルゴリズム

それでは、ABCDEのカードが変数、どんな数が入るかわからない箱と考えた場合、どのようにしたら、大きい順(小さい順)に並べられるのだろうか?

つまり、大きい順(小さい順)に並べるアルゴリズムはどのようにするかということである。

OokiijunArugorizum2.gifそれは、左の図のようにする。
一回目は、Aを基準にして、すぐ左のBと大きさを比較し、もしBの方が大きかったら(小さかったら)、AとBの中身を入れ換える。
次に、AとCを比較し、もしCの方が大きかったら(小さかったら)、AとCの中身を入れ換える。
次にAとDを比較し、もしDの方が大きかったら(小さかったら)AとDの中身を入れ換える。
次に、AとEを比較し、もしEの方が大きかったら(小さかったら)、AとEの中身を入れ換える。

こうすることによって、一番左のAには5つの数の中で一番大きい(一番小さい)数が入ることになる。

今度はAは除外して、Bを基準にして同様にEまで比較し、必要に応じて中身の入れ替えをする。

以下、Dを基準にEと比較し、必要ならば中身の入れ替えをする。

こうすることにより、ABCDEの変数(箱)には、左から大きな数(小さな数)が並ぶことになる。

これは、代表的なプログラムのアルゴリズムであるが、教育における指導もこのように問題解決の手段を具体的に詰めていく必要がある。

ただ、がんばれとか脅しでしか対処できない指導者になってはいけないと思うのである。

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posted by edlwiss at 13:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 教育研究

2009年12月25日

指導とは何か

学校では指導という言葉がよく出てくる。

それでは、指導とは一体どうすることなのか?

大辞林によると、

ある目的・方向に向かって教え導くこと

とある。

抽象的で、まだピンとこない。

学年集会で、生活指導の担当の先生が生徒たちに、万引きをしないようにという指導をするという場面があった。

この先生、どう指導するのだろうかと見ていたら。

店の人から、万引きをする人がいるという苦情がありました。
・・・・ですから、
そういうことは絶対しない。


これが、指導の実体だった。
これで指導になるのだろうか?

また、ある家庭教師、親に「○○さんの理解できていないところは、□□と、△△と・・・」と一覧にした表を渡していた。

一体何をやっているのだろうかと調べてみると、毎回、やっていることは印刷した問題を用意してきて、子どもにやらせて採点するだけだった。

そして、できないところの分野を診断として、親に報告をしているというものだった。

私は驚いたが、そう言えば、昔、小学校の先生で連絡帳に「九九ができていないから指導してください」と、親に向けて書いた人がいたということを思い出した。

ここに挙げた生活指導の先生、家庭教師、小学校の先生は指導の意味がわかっていないのではないか?

子どもが悪いことをしているとき「するな」と言えば指導になるのか?

テストでできないところを報告すれば指導になるのか?

親に指導を依頼することが指導か?

今日では、パソコンが必須の世の中になった。
パソコンが出だした頃は、プログラムそのものから作らねばならなかった。
そこで、BASICというものを多くの人が学んだ。

成績処理のプログラムを作ろうとするときに、必要なのは「並び替え」である。
つまり、点数順に並べる部分がプログラムに必要である。

「大きい順に並べてください」

とコンピュータに向かって言えば、やってくれるものではない。

入力された数を具体的に、何らかの方法で処理しないことにはそれは実現しない。

Ronripazuru.jpgプログラミングの世界では、こういう、ある目的を実現する処理をアルゴリズムという。

人間の世界でも、指導をするということは、指導者がアルゴリズムを持っていなければならない。

ある目的に対するアルゴリズムは一つとは限らない。
それは、数学の問題を解くには、いろいろな方法があるようなものである。

指導者によってアルゴリズムが違うということは、当然あり得る。
と言うか、それがその人の指導法である。

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posted by edlwiss at 08:39 | Comment(1) | TrackBack(0) | 指導法全般

2009年12月20日

ファミリーレストランのジレンマ

familess.jpg最近、長い間営業を続けてきたあるファミリーレストランが閉鎖すると聞いた。

不況で、多くの人が金を使わなくなり、家庭で食事をすることが多くなったせいだと言う。
だから、ご飯がおいしく炊けるという炊飯器が売れているという。

某ファミリーレストランへは私もよく行った。
そういう私も、行く回数が減ったと思う。

減った理由は、節約という意味があるが、それだけではない。

某ファミリーレストランは明るく、机も大きめである。
これは、食事をしながら、ノートパソコンを開いて、ちょっとした仕事をするのには都合がよい。

おまけに、フリードリンクなので、おかわりを気にしなくてよい。

だが、いつの日か入り口に張り紙がしてあったことがある。

「食事以外のご利用は、ご遠慮ください」

という意味の張り紙であった。

私のことを言われているというような気分になった。

人と話をするのにもよく使っていた。

その張り紙以来、何か、抵抗を感じるようになった。


familess3.jpgそう言えば、高校生や大学生、何か試験勉強をするような人も利用していた。
フリードリンクで時間制限もないというのは、これらの人には好都合である。

店側としては、商売にはならないだろう。

しかし、私としては、お世話になっているという気持ちもあるので、積極的に利用していたのだが、当然、食事だけするところだとは思うが、何か気兼ねで足が遠くなることも確かだ。

そこへいくと、喫茶店の方がまだ気楽である。
無線LANのアクセスポイントをサービスしているところもある。

もっと気楽なのは、インターネットカフェということになる。

時間決めでいくらとやってくれた方が気兼ねがない。
仕切られた部屋で仕事もできるし、食事時には連絡すれば持ってきてくれる。

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posted by edlwiss at 12:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会時評

2009年12月19日

会社について知らないこと

kaisyahou.jpg有限会社という会社はなくなったということを、知らない人は案外多いようだ。

そんなことはない。街へ出ると、ちゃんと有限会社と書いてある看板をみるぞ、という人がいるかも知れない。

正確に言うと、会社法という法律が2005年7月26日に公布、2006年5月1日に施行されたのである。

それで、今まで存在した有限会社は、そのまま存続してもよいが、施行以後は有限会社という会社はなくなったということである。

これからは、常識として会社という組織を知っておいた方がよいと思う。

1.有限会社はなくなり、株式会社は4区分になった

(1)大会社

A.取締役会の設置義務あり
  B.取締役会の設置義務なし

(2)中小会社

  C.取締役会の設置義務あり
D.取締役会の設置義務なし

2.会社設立が簡単になった

旧法では、株式会社1000万円、有限会社300万円の資本金が必要だっ  たが、1円で会社が作れることになった。

3.合名会社、合資会社は従来と変わらず

常識としては、このぐらいおさえておけばよいと思うが、有限会社は新設できないというところはポイントである。
だから、現存の有限会社は旧法のもとでできた会社である。

アメリカでは、大学生が会社を設立して、社長もしているということは珍しくなかったが、日本では資本金の壁があって難しかったと言える。

株式会社を設立することは簡単になったが、商売として会社とした方がいいか悪いかは、経営上考えたほうがよいことは言うまでもない。

人と話をする中で、会社法が変わったということを知らない人が案外多いので、基本的なことをまとめてみた。

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posted by edlwiss at 21:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済

2009年12月14日

月と六ペンス

chugokuhinkon.jpg
最近、国内のニュースと言えば気の滅入るようなものが多い。
反面、元気のいいニュースは中国のものが多い。

世界の不況ってどこ吹く風という感じに見える。

著しい経済成長を見せると言われる中国は、アフリカへも企業が進出し、胴をはじめとした資源の発掘がさかんなようである。

ある実業家は、これまでに3000億円以上の富を築いたと報道されていた。
それでも、まだ、この人は一日のうちに自由な時間がどれほどあるのだろうと思わせるような動きをしているようだ。

莫大な富を築いて、まだ足らないのか?
いや、富をいくらまで築きたいという目的ではなく、仕事が人生なのか?

一体、どういう価値観で生きているのか私には理解できない。chugoku5nen.jpg月と六ペンス
は有名な小説家、モームの代表作だが、個人にとって、何が月で、何が六ペンスなのかは他人にはわからない。

私など三度のご飯が食べられて、いい音楽が聴けるなら、人生はそれで満足と思うのだが、テレビでしか見られないが、あのガツガツした、脂ぎったような感じは私とは無縁の社会だ。

中国は、これから日の出の勢いなのだろうか?
そして、その先は?
またバブルを繰り返すのか?

アフリカで資源を売って豊かになる国が台頭するのか?

地球は大丈夫か?

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posted by edlwiss at 18:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年12月14日

Windows Vista の誤解

Vistaは重く、遅いのか?

Vistaは重く遅いのでXpの方がよいという人がいる。
本当にそうなのだろうか?

XpとVistaの違いを次のようにとらえている人は多いようだ。

1.エアロと呼ばれるグラフィック機能

2.セキュリティ機能の強化

3.ですばやい検索機能

このぐらいの認識なら、Vistaでなくてもよいだろう。

しかし、これは表面的な認識であり、Vistaにはもっと便利な面がある。
それは、スピードの向上だ。

そういうと、そんなことはないという人がいるかも知れない。
それは、Vistaの特長を生かしていないと言えるだろう。

それでは、Vistaの特長とは何か、それは次の3点である。

1.Windows SuperFetch(ウインドウズ スーパーフェッチ)

これは、アプリケーションの利用頻度を自動的に判断し、頻度の高いアプリケーションをメモリに読み込んでおくことである。
つまり、よく使うアプリケーションを優先してメモリに読むことで、高速化する技術である。
Xpの場合は、作業の発生順に読み込んでいた。

2.ロープライオリティ I/O

Xpでは、どの作業でも均等に仕事をしていたので、ユーザーが何かのアプリケーションを使っていたとき、バックグラウンドで別の仕事をするために、速度が低下することがあった。
ユーザーがしたい仕事のスピードが低下しないようにする技術である。

3.Windows ReadyBoost(ウインドウズ レディ ブースト)
Xpでは、メモリが足らない分ハードディスクが代用していたため、速度低下を招くことがあった。
Vistaでは、USBメモリを代用することができる。

USBメモリの方がハードディスクより速いので、速度アップがはかれる。
Windows ReadyBoost に対応する USB メモリは、256MB 以上の容量で一定のアクセス速度が条件となります。製造元のメーカーに対応を確認してください。


WinRedyBoost.jpg


そのほか、Vistaには便利な機能が追加されています。

4.Windowsシャドウコピー

ゴミ箱を空ににしてもデータを復元できる。

具体的な操作は、こちらを参照のこと。

5.Windows Complete PC

パソコンのドライブをまるごとバックアップできる。
この操作を行っておけば、万一ハードディスクが故障した場合でも、元の状態に復元できます。

具体的な操作は、こちらを参照のこと。


Vistaを快適に使うには、Vistaが必要とするハードウエアの条件を整備しておく必要があります。

今まで使っていたXpの環境を、そのままVistaにしただけでは、快適ではないでしょう。

Xpの方が速いと思っている方は、誤解しているのではないでしょうか?

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posted by edlwiss at 10:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン