2011年10月07日

ジョブズさんありがとう

私がスティーブン・ポール・ジョブズという人を知ったのは、日本でパソコン(当時はマイコンと言っていた)が売り始められた頃です。

私が一番はじめに買ったパソコンはSHARPのMZ-80Cです。すぐに続けてNECのPC-8001も買いました。

その頃、比較されていたのがアッブ社のAppleUでした。
日本のパソコンはAppleUと比べてどうのこうの、という記事が雑誌に載っていました。

やがてアップル社はMacintoshを発売し、実物を見た私は衝撃を受けました。
いや、衝撃を受けたのは日本中、世界中でしょう。

Macintosh.jpgMacintoshそのものに夢中になったことはもちろんですが、アップル社を創設したジョブズ氏の発想の豊かさ、ユニークさは檻に閉じ込められていた私を開放してくれたかのような刺激でした。

ジョブズ氏がアップル社を通じて発売した製品は、画期的なものでしたが、それ以上に脳みその使い方ということで、人々に与えた影響が大きいと思います。

私たちは靴を求める時、靴に足を合わせるということはしません。
しかし、ジョブズ氏の発想をみると、我々はまるで靴に足を合わせる努力を、一生懸命やっていたような感じを受けます。

日本の教育は、ゆとりとか個性の重視を打ち出しましたが、それは「足に靴を合わせるべきだと言いながら、やっていることはその逆」という気がします。

ゆとり教育のことを悪く言う人がいますが、私は現場が未消化のため、その真意が伝わらなかったような気がします。

戦後の復興のためには、オートメーションで規格化された一定水準の労働者を世に出すことが成功したかも知れませんが、その効果が色あせてきた今は欠点が目立つようになってきました。

jobs.jpgその欠点を思いつくまま挙げてみる。

(1)官僚制の弊害

・・・戦後復興のため、他人を蹴落としてまで記憶マシンと化して、猛烈に仕事をこなす人材として役だってきましたが、それが、今は自分のことしか考えない、自分たちの利権のためだけに窮窮とし、人の痛みがわからない集団となり、今や改革のための障害となっています。

(2)ロボット化された人間

・・・言われたことしかできない人、人間の価値は車をスペックで比較するような数値万能の考え方をする硬直した頭脳の持ち主をたくさん輩出した。

(3)人間の幸福は物欲と同じと考える人が多くなった

・・・物はあふれても、豊かさを享受できない国になった。
芸術教育をおろそかにしてきたため、情緒や美意識を感じられない人が多くなった。

(4)性能はいいがおもしろくない製品

・・・Made in Japanは一時、世界を制覇したかのような錯覚をもたらしたが、悪くないがおもしろみがないという製品が日本の代表のようになってしまった。
例えば、いくら頑張っても高級車が作れないようなもの。

今の日本はこれらを反省し、次の時代への脱皮をすべき時期にきていると思うのだが、硬直化した頭脳が依然として進歩を遅らせていると感じる。

こんな日本にあって、この世にジョブズ氏という人がいたというのは大きなことであったと思う。
iPhoneやiPadを通じて彼はメッセージを送り続けてくれたように思う。

彼の亡き後、一つの灯りが消えたような感じがする。

彼のような思考のできる人が、後に続いて出るように切望する。

彼は教育畑の人ではなかったが、教育界に与える影響も大きかったように思う。
第二、第三のジョブズがこの日本でも誕生するような、教育環境を整えてほしいと思う。

ジョブズさんありがとう。

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posted by edlwiss at 16:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 教育研究

2011年10月05日

人は考えたいことを考える

「人は信じたいことを信じる」という言葉からの連想である。

言いたいことは「子どもは大人の都合のよいように考えてくれない」ということである。
さらに、これは「子どもは大人の自由にはならない」と考えるべきということである。

子どもが大人の自由にならないということは、魅力的なことである。
私はそう考える。
自由にならないということは、自立への要素だと思う。

子どもと対話する時、反論してくるような子どもはおもしろいと思う。
子どもの反論をめぐって、話し合いが深まることにもある。
そして、反論があるということは、話をよく聞いているということでもあり、その話し合いは印象が強くなり、記憶によく残るともいえる。

あえて間違ったことを言った時、子どもが反論してくるか?
反論がないようでは、話の内容が理解できていないか、関心がない、あるいは話を聞いていないと言えるのではないか。

反論を好まない人

自分が一方的に話すだけで、反論を好まない人がいる。
先生でこういう人はいただけない。
と言うより、こういう人は先生としての資格がないと思う。
反論も質問も前提としない一方通行なら、先生は必要ない。
テープレコーダーを用意するだけでこと足りるからだ。

何のために、わざわざ生身の先生が授業を行ったりするのかといえば、それはやはり生身の児童生徒と対して、現場で反応を感じながら授業を進めるためである。

子どもが質問したり、反論をしなくても、先生はその場で自分の話が受け入れられているかどうか空気を感じる必要がある。それが先生であり、人間である。
プロという言葉が好きな人に対して、あえて言うと、そういう空気を感じられない人はプロとはいえないと言っておこう。

tanki_choki_kioku.jpg心理学の心得がない人

人のいるところには、必ず人の心理がある。
だから、人に対して一方的に情報を伝達しようとしても、うまくいかない場合がある。
相手は生きているのである。いつも、人間としての心理が働いているからである。

プロならそういう心理を心得ているから、人の心理を考えて指導する。
一方的に何かを教え込もうとして、うまくいかない場合、ただ単に反復回数を増やせばいいと考えるのは素人である。
(これも、あえてプロとか素人の言葉が好きな人用に言ってみた)

プロの教師ならば教育心理学を学んでいるから、人がどのように記憶するかについては、短期記憶長期記憶という言葉を知っているだろう。

そして、どうすると短期記憶から長期記憶に移行するのかということも知っているだろう。
そういう基本的な教育心理学を知らないで、ただ単に反復繰り返しを行うことが唯一の方法と思い、それで思うように結果が出ない場合は、子どもが悪いとか体罰にうったえるしかないと考えるのは、まるっきり素人である。

singakuzyuku_fuyouron.jpgなぜ詰め込み教育が悪いのかわからない人

詰め込み教育は短期記憶にすぎないから批判の的になるのであって、それがなぜ悪いのかわからないのは、これも素人でしょう。

ちなみに、有名な進学校では詰め込み教育はやっていないということです。
例えばhttp://allabout.co.jp/gm/gc/5103/
しかし、どういうわけか詰め込み教育をやっているという妄想をしている人がいるようです。

私の住んでいる近くにも、毎年、東大合格者がたくさん出ている高校がありますが、生徒たちは普通の高校生活をしています。つまり、普通に部活動などもやり、特に詰め込みなんてことはやっていません。

今頃、詰め込みがいいなんて言っている人は、かなり時代遅れでしょう。


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posted by edlwiss at 23:37 | Comment(3) | TrackBack(0) | 教育研究

2011年10月05日

この映画、ぜひ観てみたい



脱原発がどのように描かれているのか、関心があります。


安全を確認して稼働する?

原発の是非を話題にする時、

@火力、水力、その他の発電を用いても電力が足りないから、

A安全を確認した上で、原発を稼動して欲しい

と言う人がいる。

こういう意見を聞く度に、こんなに論理に合わない意見を平気で言えるものだと思う。
巷で知識人と呼ばれている人の中にも、こういう人がいるのには驚く。
人の意見を聞く時、看板は外して聞こうと思った次第である。

@の「電力が足りない」というのは、どうしてわかったのか?
・・・足りないとわかったのではなく、足りないと妄想したというのが事実だろうと思う。

Aの「安全」は確認できるのか?
・・・安全が確認できれば、誰も文句を言わないだろう。それができないから脱原発という意見が出てくるのではないか。
実態は、安全が確認できたのではなく、安全と宣言するということだろう。

すべては利権のため

原発は当初、夢の技術として技術者たちは取り組んだのだ。
だが、結局、コントロールしきれないということがわかってきて、止めるべきという学者と利権のために安全を犠牲にしても推進しようとする学者に分かれたということなのだ。
posted by edlwiss at 09:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会時評

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