2012年03月22日

世間知らずは姿勢で決まる

「世間知らず」について、あれこれ考えたあげく、世間知らずになるかならないかは、本人の姿勢で決まるのではないかと思うようになりました。

他人が意見を言ってくれないようになる

自分の態度(姿勢)いかんでは、他人(相手)は意見を言ってくれなくなります。

それは、言うと反発がある。
言ってもしょうがない。

という、敬遠されるようになるということです。

それは、人との付き合いでそういう空気を作っていくわけです。

人は誰でもトラブルを避けたいと思っているでしょう。

だから、いい意味での厳しい助言をする人は少なくなる傾向があります。

「あんなエライ人に、私が言うことなんてありませんよ」

と陰で皮肉を言われていることもあります。

退職後わかってくる

教員の場合、退職すると、パタリと人との交流が途切れる人がいます。

教員の退職後は七五三という言葉があるそうで、これは平(ヒラ)が7年、教頭が5年、校長が3年が退職後の余命だそうです。

私が調べたところでは、校長を退職した人の余命は6〜7年ということでした。

それにしてももずいぶん短いと思います。

人生80年と言われているのに、悠々自適の期間が以外と短いわけです。

妻に先立たれた男も先が短いと言いますが、退職後の教員の余命が短いのは、私の想像ではプツリと人との交流がなくなることが原因ではないかと思っています。

自分の周りから人がいなくなる。

たまに誰かが、声をかけて仕事を紹介したり、サークルに誘っても人とのトラブルを起こして辞めてしまう。

悪いのはみな他人という気持ちが拭えない。

これは、自ら作ってきた情報閉鎖のせいかも知れません。

自分のことはなかなかわからない

だから、腰を低くして誰からも気軽に声をかけてもらえることが、大切だと私は思うようになってきました。

だから、努めてエラそうな風にみえないようにしてきたつもりですが、そのせいで気軽に感じられるのか、態度が失礼な人もいます。

でも、壁ができるよりはいいと思っています。

よくても悪くても、話しかけてくれたら情報が入ってきます。

そうすると、世代の違う人が「そんな考え方をするんだ」ということが、時にわかります。

自分のことは自分ではわからないから、他人の批評は大切にしたいと思っています。

毎月、演奏する機会がありますが、自分が上手いか下手なのかわかりません。
本当にわからないのです。

だから、お世辞でない部分を聞きたいと思っています。

先生に限らず。

人と会う時は名刺交換をします。

日本では、会社の肩書き、ロゴが入っているのが普通です。

大企業だと、その企業の力でものを言っている場合もあります。

でも、中国人相手ではそういう会社の肩書きは通用しないと言われました。

肩書きはおろか、約束の書類を取り交わしても、それが無意味だと言われたのには驚きました。

「ここに約束の書類があるでしょう?」

と言っても

「そんなこともありましたかねえ」

で終わってしまうのだと。

それでは「どうしたら中国人と話しができるようになるのですか」と言ったら

「それは、交流を深めるうちに『こいつは話せるやつだ』と思われるようになることだ」

と言われました。

そういう中国人が、いいのか悪いのかは別として、それも勉強だと思っておくことも大切だと思うようになりました。

とにかく、それこそ、社会に出れば「自分の法律」が通用するとは限りません。

そこは教員の社会と大いにに違うところかも知れません。

世間知らずとならないようにするには自分の法律だけでは通用しないということを自覚する姿勢が必要と言えるのかも知れません。

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posted by edlwiss at 19:49 | Comment(3) | TrackBack(0) | 教育研究
この記事へのコメント
 その通り、その通りと思いながら読みました。感服。
 付け加えることはありませんが、学生時代、数学や情報理論が好きだった私ですので、この現象をポジティブフィードバック、非線形、不安定現象と呼びたいと思いました。
 ポントリアーギン博士、盲目のロシアの数学者だったのでは。私にとって難解な英語の教科書でした。位相数学は盲目のハンデではなかったのかも。私は当時歯が立たなかった非線形自動制御理論も思い出してしまいました。
 今日もありがとうございました。
Posted by tsuguo-kodera at 2012年03月23日 07:48
tsuguo-koderaさん、こんにちは。

こちらこそ、大変、参考になるコメントをありがとうございました。
Posted by dolce at 2012年03月25日 17:08
 お世辞を真に受けて、さらに知ったかぶりですみません。フィールズ賞を貰った変わり者の数学者、私が一時もっとも尊敬していたルネ・トム博士は破滅の理論を位相数学で説明しました。この理論は一時日本でも、カタストロフィー現象を説明する理論として、人気になっていました。でも博士の理論は純粋な位相数学です。
 日本の先生方に、社会学や経済学分野の適用でで人気があったようです。しかし博士の理論を自分の領域に我田引水した論が多かったように記憶しています。私は理解できなかったため、博士は、極めて不安定現象は予測できないと数学的に説明しただけだったと自分を無理に納得させていました。
 機械工学はカタストロフィーのような現象がたくさんあります。鋳物工学、エンジン設計、破壊などありとあらゆるテーマに潜んでいます。原子力の事故、地震もです。安全設計や人間工学の基本です。
 これらを理論的に説明しようと野心を持ったのですが、全く歯が立ちませんでした。教養時代にもう少し真面目に位相数学を勉強しておけば良かったと思ったのは、40歳のときでした。遅すぎました。
Posted by tsuguo-kodera at 2012年03月27日 09:43
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