2012年04月12日

世間知らずの見本のようなもの

衝撃と言えるほどの驚きです。
社会の先生が、この日本の社会の仕組みを知らないのですから。
教わっている子どもが心配です。

この人の文にはおかしいところがたくさんあって、いちいち取り上げると大変なのですが、今回は特にひどい部分を一つ取り上げます。

大人の常識に入る部分ですから、特に社会科が専門でなくてもわかることです。

※ 下線と[ ]数字は、私がつけ加えたものです。

dolceさんの「世間知らず」加減を示す文として指摘したい[1]のは,

>コネがあろうとなかろうと、試験に受かっていれば何の問題もない

 という発言です。これでは,「不正がばれなければ,問題ない」と言っているのと同じであることに本人は気づいてないのでしょうか。
[2]ニュースでは,試験に受かっている人が,合格を取り消されたことも報道されていましたね。受かっている人は「不正なく」受かっていることになっている,というだけのことで,「不正がなかった証拠」を知るためには,第三者機関かなにかが採用にかかわるすべての問答,データを掘り起こさない限り,無理なのです。[3]

 私(と,当時,コメント上でやりとりしていた方)が問題にしているのは,「どういう採用のされ方をしたか」ではなく,「指導力があるかないか」なのです。

 

[1]これ、おもしろいと思います。この人の周りには、世話をやいてくれる人はいないのでしょうか?
学校の先生は気をつけないと、こうなってしまうという見本のようなものです。
その訳は、以下の説明で明らかにします。

[2]全然、同じじゃないです。「試験に受かっていれば、何の問題もない」です。ただそれだけです。試験に受かっているというのは、常識として不正なく受かったことを意味します。

[3]全く、正しい知識が欠如している証拠です。
大分県の不祥事がなぜ明るみになったのかは、多くの人は知っていると思います。
誰かが試験に関する内部資料を調べてわかったのではないです。
不正がわかった発端は金券ショップからです。
警察には調査権があり、怪しいと感じたら機関の内部に立ち入って資料を調べる権限があります。その怪しいと思った発端は金券ショップです。

悪いか悪くないかの問題は道義上法律違反かどうかに分けて考えなくてはなりません。

道義上悪いと考えられることでも、法律に触れない限り起訴されたり、告発されたりはしません。

法律に触れないから、何をしてもよいということはありません。そういうことを教えるのも学校ではないでしょうか?

また、実際に法律に触れていたとしても、必ず起訴や告発を受けるとは限りません。
そんなことは、私たちの生活の中でたくさんあります。

警察沙汰や裁判にならないのは、起訴や告発がないだけのことです。

だから、バレてもバレなくても「悪いことは悪い」のであり「バレなきゃいい」と考えるのは、その人の人格の問題です。

大分県での不祥事は、警察が怪しいとみたわけです。怪しいとみたというのは、法律違反があるのではとみたということです。
この場合の法律違反は、公務員がその地位を利用して贈収賄・請託があったということです。
そして、警察の操作によって証拠が明らかになり、裁判で有罪になったわけです。
これは刑事事件として処理されたわけです。
(いいですか、民間同士では贈収賄・請託の罪はありませんよ)

horei.jpgその贈収賄に関わる人の子どもも教員になっていたわけですが、解雇されたのは刑事事件ではなく、教育委員会の懲戒権で解雇されたのです。

もし、教育委員会が懲戒しなければ、警察は刑事事件として採用試験の不正についても捜査をしたでしょう。

だから、子息としては便宜をはかってもらった覚えはないと、不満を漏らしていた人がいました。

採用試験を関係者だけで、いくら隠しても、内部や外部の告発、その他怪しいと思われることがあれば、警察は捜査に乗り出す可能性があるわけです。

不正を隠匿しようという働きは、いろいろなところで行われる可能性があるので、捜査機関は目を光らせているのです。

不合格の者が、試験のやり方に不満を持ち、公平ではないかと告発したらそこから調査が入る可能性もあります。

最近の事件、厚生労働省の冤罪事件はもっと秘密がバレにくいところなのに、バレました。

「不正がなかった証拠」を知るためには,第三者機関かなにかが採用にかかわるすべての問答,データを掘り起こさない限り,無理なのです。
これは社会の先生としては、まことに不適切な発言と言わざるを得ません。

あまりに程度が低いと、もしかしたら不正合格と疑われるかも知れませんね。
「あんなやつが、どうして合格するんだ」とね。告発されませんように。

そういえば、公務員には「不正を知ったら、告発をしなければいけない」という告発の義務という法律がありますよ。
直接、不正に関わっていなくても、知っていたら告発しなければいけません。
でないと、知っていてのに告発をしなかったという告発の義務に反することになりますので「私は何もしていない」は通りません。

だから、不正合格を知っていたら、バレなきゃいいじゃなくて、告発をしましょう。
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posted by edlwiss at 04:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 教育問題
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