2012年04月12日

教職員の出張とは何か

教員にとっては常識で、釈迦に説法という気がしますが。

「公務のための旅行とそれ以外の旅行とを区別する基準はさほど客観的に明確でなく各学校長の判断に委ねられているものと認められ・・・・各学校長がどの教職員にいかなる旅行命令を発するかを決定するに当たっては、当該旅行の公務としての重要性、他の校務の影響、旅行者の希望等内外の諸般の事情を考慮する必要があるから、当該旅行が社会通念上明らかに公務としての性格を欠き裁量権を逸脱した明白な瑕疵が認められる場合を除いて、旅行命令は、旅行命令権者たる当該学校長の自由裁量行為というべきで
ある。」


上記は昭和45年6月8日の山口地方裁判所における判決です。
判例ですから法的効果があります。

教員の職務は授業だけではありません。

職務によっては、勤務地を離れて遂行しなければならないものもあります。

例えば競技大会のために、引率で先生が学校を離れる場合などがあります。

出張は「公務のための旅行」です。

そういう出張の中には、してもしなくてもいいものがありますが、何かの研修のために、教員が自ら校長に願い出て許可を得るものと、校長自らの判断で旅行命令(出張命令)を発するものとあります。

通常の勤務地を離れても行う公務かどうかは、校長の判断に委ねられています。

判例は当該旅行が社会通念上明らかに公務としての性格を欠き裁量権を逸脱した明白な瑕疵が認められる場合を除いて、旅行命令は、旅行命令権者たる当該学校長の自由裁量行為としています。

言うまでもなく、当該勤務地を離れても出張すべきかどうかの判断は、個々の教員がすることではなく、校長の裁量権です。

校長は、自校の教育活動全体を判断して、当該教員が出張することが有益と判断するから、出張命令を出すわけです。

学校経営の最高責任者は校長です。

従って、校長の命令に従うのは当たり前です。

気に入らないというのであれば、当該旅行が社会通念上明らかに公務としての性格を欠き裁量権を逸脱した明白な瑕疵が認められるとして、裁判に訴えるのが本筋でしょう。

こういうことは、社会科の分野ですね。

どうも、社会秩序のための組織というものを無視して、自分の発する言葉が最高法規と勘違いしている人がいるように思います。

どうしても、自分の考えを最優先にしてことを運びたいのなら、自分で独立国を作って、自分が長になることですね。
王国を作ってみてはどうでしょう。

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posted by edlwiss at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 教育問題
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