2013年03月07日

モノの比べ方

私がオーディオに興味を持っていることを知ると「真空管の音がいいんでしょう?」と聞いてくる人がいる。

真空管というと、昔のものというイメージを持っている人もいるようだが、もちろん今日でも生産されている。

sinkuukan.jpg真空管のアンプもちょっとしたブームと言ってよいのかも知れない。

だが「真空管の音がいいでしょう?」と言われると、正直、返事に困る。

なぜなら、オーディオに関して「音がいい」と言うのは「特性」のことを言うのか「好み」のことを言うのか、わからないからだ。

「納豆がうまい」というのは「納豆が好きだ」という意味だろう。

こういう場合は「ああ、あの人は納豆が好きなんだ」とわかる。

ところが「音がいい」というのはわからない。

私の家を訪問したある人は、友人が「オーディオ買うなら○△(メーカー)がいいよ。音がいい」と言ったので、そのおすすめの品を買ったそうだ。

しかし、不満を漏らしていた。

この場合は「音がいい」というのは、好みのことを言ったわけだ。
そして、友人の音の好みと、自分の音の好みとが一致しなかったわけだ。

■真空管アンプは特性がいいのか?

真空管のアンプの特性がいいかと言えば、はっきりと「良くない」と言える。

それは、巷にあふれている半導体(トランジスタ)アンプと比較してのことだ。

音を増幅してスピーカーに伝達するという物理特性において、真空管はトランジスタにかなわない。

それでも、真空管が一定の不安を獲得しているかと言うと、それは「真空管の音」が好きだからだ。

真空管のアンプは半導体(トランジスタ)アンプと比較して、パワー、周波数特性、スピード(応答速度)、どれをとっても劣る。

だから、あるメーカーはブルーレイ・レコーダーに、真空管の音をシュミレーションする回路をつけた。

今日の半導体アンプは、真空管の音をシュミレートできるぐらい真空管アンプを上回っている。

■真空管アンプの特性(性能)がいいと思って買うと後悔する

私は真空管アンプが好きだが、自分のオーディオは真空管ではない。

なぜなら、CDなどを再生した時に、楽譜が読めるような解像度を要求しているからだ。

こういう用途では、私にとって真空管アンプは落第だが、少しまどろっこしくボケた音は嫌いではない。

また、真空管アンプの姿も形は見ていて楽しい。

ショーウインドウに飾るだけで、真空管アンプ買っていったブティックもあったそうだ。

オーディオに投資しようと思っている人は、今、ちょっとしたブームの真空管アンプを、特性が良いと思って買うとがっかりするということを心得ていた方がいいと思う。

ちょうど、本日、オーディオを購入しようとしている人が、参考意見を言って欲しいと言ったので、私のセットの音を聴いてもらった。
自分のものを自慢する目的ではない。

私のセットの音が好きか嫌いかを確認したかったわけだ。

「こういう音がいいですね」

と言われたので、どういうものを推薦したらよいか方向がわかった。

因みに、私のセットは元の音源(例えばCD)の音を、なるべく正直に、ありのままに再生する方向の音である。

人によっては、こういう音を嫌う人もいる。





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posted by edlwiss at 22:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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