2013年05月19日

話の通じない人

「自動車の売れ行きが悪くなったから、自転車の取り締まりが厳しくなったのは明らかです」

と言う人がいます。

この人に、明らかとはどんな理由からですかと聞いても回答はない。

それは、妄想だからだろう。

明らかと言っているのに、理由が明らかでないという不思議な話をする。

根拠のない話をする人は、話が通じにくいような気がする。

なぜそうなのだろう?

根拠のない話を、さも根拠ありそうに話す人は、他人の文章を読む能力にも問題がありそうな気がする。

つまり、こういう人とはコミュニケーションが取れない、話の通じない人ということになる。

話が通じるということは、互いの話を正しく理解することから始まるのだが、話したことが通じないではそれこそ話にならない。

人は話し合いをしている時に、相手とコミュニケーションを取りたいと思う時には

「あなたの言われることは、・・・・ということなのですか」

などと言ったりするものだ。

司会者もそのような方法で話を進めていくことが多い。
教師も子どもを相手にする時は「君の言いたいことは・・・・ということなんだね」と聞き返すことは大切だと思う。

■読解力がない

話が通じない人の原因は、そもそも読解力がないということがある。
特に、正しく読み取る意思もなく、一方的に決めつけたがる人の思想構造を考えてみると、下図のようになるのではないかと思う。

hanasunotuzinai.jpg


論理的に組み立てられた話があるとすると、その話を論理をたどって読むのではなく、自分に関心のある(刺激のある)言葉だけに注目し、それだけを取り出し、それを中心に妄想を展開する。

妄想は肥大化し、元の文とは何ら関係のないことを創作し、あるいは捏造し、それが作者の言わんとすることだと決めつける。

bunsimodel.jpgなぜ決めつけるのか?

それは、読めないからである。

読めないから、勝手に意味を決めてしまうしかない。

もともと、原文を正しく読もうとする意思がないとも言える。

論理的に書いてある文章は、ちょうど分子構造のように有機的につながっている。

文章が読めない人というのは、思考がバラバラで、有機的つながりを持って解釈ができないと言えるのだろう。

だから、単発的にしか取り上げることができないし、自身の文章も単発的で、根拠のない言い分が多い。
根拠を考えて、文章を構築する思考に欠けていると言えるだろう。

平たく言えば、頭の中がバラバラで分裂している。

そう言えば、昔、分裂症という言葉があったが、こういうことを指しているのかも知れない。

いくつかある文章を読む時、文章相互の関係を統合して解釈しなければならないのだが、それができない。
統合できないから、統合失調症と言うのか?

この類の人に根拠を聞くと、必ずというぐらい返事はない。沈黙してしまう。
もともと、発した言葉が妄想だからだろう。

「あなたが、そう思ったところは、どこに書いてありますか?」

「・・・・」

となる。

ここで「・・・・」の最中に、妄想だったと気がついているのかどうかはわからない。

しかし「・・・・」という思考停止(?)が起こる。

しつこく聞くと、本人も怒る(笑)。

■故障の自動車を使いますか?

話の通じない人を相手にするのは、故障の自動車に乗ろうとしてるようなものだ。

自動車を構成している部品が、有機的に機能していない。

動くかどうかを試みる人はいるだろう。

でも、それも故障の程度による。

だから、故障の自動車も程度によって見切りをつけることが大切だ。

自動車でなくても、電化製品でも同じだ。

中には故障でも動くものもあるが、それが洗濯機なら洗濯物がビリビリになってしまうかも知れない。

自動販売機なら、ボタンを押した時、何が出てくるかわからないようなものだ。
ロジック回路が壊れているのだ。





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posted by edlwiss at 19:51 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
「文章が読めない人というのは、思考がバラバラで、有機的つながりを持って解釈ができないと言えるのだろう。」

 納得です。システムの必要条件を羅列することは努力で可能かも。若いソフト技術者なら各人の願望である個々の要求をたくさん羅列することはできるでしょう。やる気さえあれば。私のサラリーマン時代の結論です。
 でも、システムはひとつにまとめて要求条件を体系化することが必要です。まとめないと、開発できません。そこで、体系の論理に合わない願望は泣いて馬蜀を切ることになります。これが管理人様の言う統合と言う概念に近いと私は考えます。誤解かも知れませんが、私の中では確かに統合されています。
 ですから、統合の言葉も、既に管理人様の論旨ではなく、当方の論旨として生まれ変わったように思えます。まだ白いキャンパスの残っている若い人にユーザーの要求を統合するノウハウを伝授したかった。この能力は高給取りのSEだけができると言うのがIT業界の通説かも。それでは面白くないのです。常識的すぎるから。
 でも、どうやら面白くないまま棺おけに入りそうな気がしてきています。管理人様の今朝の統合の論旨の正しさを証明しているひとつの事例が私のようにも思えます。
 何か悲しいですが、ありがとうございました。勉強になります。
Posted by tsuguo-kodera at 2013年05月20日 05:04
tsuguo-kodera 様

「まとめる力」すなわち、統合力はとても大切な能力で、人間の高度な知能のなせる技だと思います。

まとめる力のない人との話は、どうも通じなくて困りますね。

通じないだけでなく、一部分だけを誇張し、とんでもない方向に行くのはなんだろうと思います。
Posted by dolce at 2013年05月21日 20:03
「通じないだけでなく、一部分だけを誇張し、とんでもない方向に行くのはなんだろうと思います。」
世の中にはこのような人がたくさんいると私は思っています。
 一番出くわすのは、定年になった先進研究マニアの人。大学の公開講座で持論をとくとくと述べ、頓珍漢な質問をし、講師を困らせる人。必ずと言って良いほど、一人か二人はいます。経験ある主催者は対抗策を考えています。
 二番目は大学のオープンな研究会です。半数近く居るのでは。予定時間が倍になるほど勝手な質問と持論陳述をおこないます。
 三番目は、もちろん、企業でもそのような会合もあります。あまり無いのが伸びる会社では。
 私なりの結論と対抗策もありますが、差別野郎、学歴野郎と言われるかも知れませんので、割愛させてください。
 とにかく、ご苦労様です。管理人様はやって上げすぎです、親切です。この点は企業人は冷たいところがあるのでしょう。
 
Posted by tsuguo-kodera at 2013年05月22日 06:51
tsuguo-kodera様

そうですか、やはり、厄介な人はいるものですね。

電気エネルギーの節約が叫ばれていますが、この話の通じない人が多いと、これもエネルギーの無駄であるような気がします。

今日もありがとうございました。
Posted by dolce at 2013年05月22日 21:19
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