2014年07月19日

スマホに振り回されるとは情けない

社会が進歩していくのは宿命である。
便利なものはこれからも出てくるだろうが、止めることはできない。

今日、スマホの所有が子どもにまで普及してきて、大人の方が右往左往しているのは情けない。
大人と言っても、すべての大人がスマホに振り回されているわけではない。

スマホが登場したのは、突然、UFOに乗った宇宙人がやってきて落としたからではない。
地球の人間が考え出したものであり、人間の知恵の進歩の延長上として現れたものである。
そう考えると、スマホの出現は必然的とさえ言える。

■なぜスマホに振り回される大人がいるのか?

学校に行っている間は、誰もが教育課程に従って、好き嫌いを問わず学年とともにより高い学習に取り組むことになる。
だが、卒業すると、自ら進んでより高い学習に取り組まない限り、そこで勉強はほとんど止まってしまう。
ほとんどというのは、生きるためにはやむを得ず強制されることもあるからだ。
強制されない限り、自ら求めて勉強する人との知恵のレベル差がつくのは当たり前のことと言える。

ピアノで音階を弾くことがやっとの人と、ショパンのポロネーズを弾く人との差は、練習(学習)の差である。
弾けるようになった人は、いつかショパンが弾けることを夢見て、毎日そのような生活を送ったに違いない。
つまり、人は「生き方」の違いによって、知恵や技能の進化に差ができてくると考えられる。
何に関95心を持って、どう生きるかは個人の自由なのだ。

スマホは人間の知恵の延長上でできたものであり、仕事をより便利にと考えていた人たちの発想から生まれたものである。
自動織機もミシンも自転車も計算機も同じ経過で登場した。

だから、いつも先端的に仕事をしょうと考えていた人たち(たとえ、それが遊び目的であったとしても)にとっては、その時点で「これはいいものができた」と待望のものだっただろう。

iPadが発売される時、行列ができたのも、待望のものが手に入ると期待していた人たちがいたからからだ。
当然、その人たちは、iPadが何をするものかを知っていたと言えるだろう。
Windows95が発売された時も相当な人だかりだったようだが、買って帰る人をつかまえて、記者が「どうしてお買いになったんですか?」と聞いたら「流行りですから」との返事だったという。パソコンがないと使えないということをその人は知らなかったという笑い話があった。中にはムードに押されて買う人がいるのかも知れない。


ところで、学校の教師は常に世の中の動きには敏感であり、学問の先導者でなければならない立場の人たちである。
そういう立場の人が、もし、子どものスマホ問題で右往左往するとしたら、あまりにも世の中の進歩に無関心で過ごしてきたのではないかと思うのである。

「学校の先生って、10年以上も同じことをやっているんですか?」と聞かれたことがある。
そういうことが通用してしまうのが、先生かも知れない。
もし、そういう仕事をしている人がいるとしたら、その人にとってスマホは衝撃かも知れない。

電気やコンピュータがわからないから、スマホが理解できないのではない。
「こういうものがあったらいいのに」という発想する人がいて、それを実現する人が技術者である。
だから、はじめに発想ありきと言える。

Excelも会計学の勉強に行っていた人が、講師の出す練習問題を見て「入力する数値が変わるだけじゃないか、計算は同じだから、数値だけ変えたらすぐに結果が出るしくみはできないか」と友人の、コンピュータ科学者ダン・ブルックリンに相談したことから、開発が始まった。

できたソフトがVisiCalcと名付けられたのは「見たままのものを計算できる」というところからきているのだろう。

リーダーに発想が豊かな人がいて、その配下に優秀な技術者がいたらいい仕事ができるだろう。

学校の先生も発想豊かであってほしいと思う。
自分の受け持ち教科での発想でよい。
国語の先生が「書き取り練習」のソフトはできないか、とか、毛筆書写の練習ができるものとか、そういう発想が浮かんだらコンピュータプログラマーに相談するというような、活動があってほしいと思う。

常に創造的な生活をしていれば、スマホを恐れることはないはずだ。
むしろ、子どもより先に行っていて「さすが先生」と思われるようでありたい。


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posted by edlwiss at 23:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 教育研究
この記事へのコメント
 その通りですね。でも、私にとって今日も耳の痛いはなしでした。管理人様は凄い凄い!!!!
 私は携帯電話もスマホも、面白そうだからすぐに買いました。ウィンドウズ8もパソコン付きで。もっとも新しいOSになると時々買い増ししています。皆ソフト付きで。だからしばらく、スマホも2年ごとに更新することになるでしょう。
 ところがスマホはガラケー以下で使っています。それで満足しています。昔は、携帯電話をメールはせず、音声の会話だけでした。電話機だけでした。今もパソコンはほとんどオフィスとIEだけです。
 新しいものが出ると飛びつく質なのでしょう。昔からそうでした好奇心だけの塊のような子供でしたし、今もそうなのでしょう。原理が分かれば分解するような男です。
 使いこなすのが大変だと思ったとたんにその機能は使いません。面倒が嫌いなのです。それでも良いのです。本も一部読めば満足してしまうのです。ほとんどのものがそうなのです。
 学校や会社を選んだのも、後に勤めたのもそうでした。好奇心だけで入ったし、仕事を始めたとも言えます。兎に角10年我慢して続けよう。
 従って、最初は何でも言われるままにやってみる。できないこと、やりたくないことは次第に逃げる。したい事だけに集約していく、と課程をまとめられるかも。
 結局、仕事は新宿や小岩ではなく、千葉でも秋葉原でもなく、渋谷に集中することになりました。他は嫌味が多すぎて対応不可能なのです。
 そして間もなくバドだけになって、仕事とおさらばして趣味のバドに集約することになりそうです。
 私の生き方は好奇心で何でもやる、嫌いなことはやめる使わない、好きなことだけしていよう、となります。高い買い物ではなく、安物買いの銭失いだけはしたくないと思っていますので、スマホはガラケーとして使い続け、そこそこの機能で我慢しています。
 ダメな老人、好奇心だけの男の物語になりました。すみません。
Posted by tsuguo-kodera at 2014年07月20日 04:37
ある日、企業を退職した人から言われました。
「先生って、10年20年と同じことやってるんですか?」
と。
私が「まあ、そうですね」と言うと「へえ」と驚いた様子でした。

先生って、その気になればそういうことができちゃうんですね。
すると、新卒の時のまま、頭の中は止まってしまうのかも知れません。

スマホの登場は、そういう人にとっては、浦島太郎状態かも知れません。

そういえば、昨年から今年にかけて「この人、他の惑星から来たのか?」と思える人に会いました。
地球人より進んでいるのではなく、反対の状態の人でした。
一体、今までどこで生活していたのかと思ってしまいました。
地球のことをあまりにも知らないという状態でした。

本当に宇宙人かも知れません。
Posted by dolce at 2014年07月21日 00:30
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