テレビで景気浮揚策をある大学院の先生が説明すると言うので、期待していたら。
「連結バスを作る」
と言っていたのにはがっかりした。
と言うより呆れた。
■インフレターゲットで景気は良くなるかいよいよ安倍総裁のインフレターゲットが実現しそうな気配になってきた。
これは、インフレターゲット政策で、景気が浮揚するかどうかが保証されたものではない。
現在デフレだから、2〜3%を目標に金融緩和を行おうというもので、具体的には通貨量を増やすことである。
日本銀行にお金を印刷してもらい、通貨量と物価のバランスを変えようというものだ。
通貨量が増えれば、通貨の価値は下がるので物価は上がるというものだ。
ここで注意することは、
経済は人の心理的要素も大きいということである。
通貨の価値が下がるという予想をする人が増えれば、通貨の価値を下がらないような動きをする人も増えると考えられる。
具体的には、今のうちにドルを買おうとか、金などを買っておこうという動きだ。
特に預金や年金が頼りの人たちは、そういう気持ちを持つだろう。
ドル買いが増えるということは、円の価値が下がることになるが、ドルを買っておいて円安を待つという人も増えるだろう。
通貨は経済の血液のようなもので、循環しなければ景気は良くならない。
お金を持っているだけで、使わない人が増えればいくら通貨の供給量を増やしたところで、血瘤が多くなるだけで景気刺激の効果はない。
老齢人口が増えてきた、この国では、お年寄りは年金と預金だけが頼りなので、たくさんお金を持っていても遣おうとはしない。
(国民の保有する預貯金は約1500兆円と言われるが、50代以上の人で、そのうちの82.4%を占めている)
それは、将来が不安だからだ。
将来不安は政治不安である。
このところ、政治はすっかり信用をなくしている。
だから、通貨の供給量を増やすことは、一時的に景気刺激になるかも知れないが、景気を良くする根本的な解決にはならないと思う。
■見せかけの景気浮揚策はだめだと思う結局、通貨量を増やすだけでは景気を良くする根本的な解決にはならないと思う。
それに、都合よく2〜3%のインフレ率にするというコントロールができるかどうかは疑問。
それは、統計をとった時その数値になっていたところで、実態はインフレが加速状態になっていて止まらないという状態、つまりハイパーインフレの危険がある。
また、円安になるということは、輸入ものが高くなるということだ。
日本は食料をたくさん輸入しているので、食品が値上がりすると予想される。
通貨量を増やして円の価値を下げるのではなく、円の価値が高い今のうちに、外国のものを買った方がよいのではないかと思う。
■実質の豊かさを実現すべき現在の問題は、若い人の仕事がないことである。
大学を卒業しても就職先がないという。
これは、卒業したらどこかの会社が雇ってくれるという
他力本願が身についてしまったと考えられる。
会社はもっと人を雇えとか、リストラで解雇をするなというが、会社側の立場から考えたら、生産が上がっていないのだから、人を雇うのも、解雇を増やすことも無理のない話だとも言える。
経済全体が大きくならない限り、雇用も増えない。
■結論〜他力本願をやめて、起業をうながすどこかに雇ってもらうことをあてにするのではなく、
自ら起業をするという気持ちを持つことだ。
そして、国は起業を目指す若者に経済的支援をすべきである。
例えば、田舎で農業を目指す若者を支援し、農業の株式会社化を支援する。
若者は、柔軟な思考で停滞している農業を活性化する方法を考える。
私が聞いた話では、田舎へ行くと、大きな農家の一軒家の家賃が1ヶ月5千円だという。
耕す人がいなくて休耕地になっている土地もある。
国は積極的に起業する若者を募り、計画案を出させて、よいと思う計画には経済的支援をすることに金を遣う方がよいと思うのだ。

