同時に、音楽を聴きたいという気持ちが強くなりましたが、コンサートに行くという機会もお金もありませんでした。
残る手段はラジオや再生装置ですが、これとて買うことはできないので、町の電気屋さんの裏口にある廃品をもらったり、小遣いで買ったりしてラジオを作るようになりました。
これが、今のオーディオの世界に入る入り口だったわけですが、私はいわゆるオーディオマニアではなく、もっぱら音楽そのものを聴きたいというのが主眼でした。
オーディオの好きな人の立場は、大きく3通りにに別れると思います。
1の立場の人は、装置そのものの音を楽しみたいという人。
2の立場の人は、あくまで生の音を再現したいという人。
3の立場の人は、1と2が混じっている人。
私は2の立場です。
今、オーディオは盛んなのかどうかですが、一時の全盛期ほどではありませんが、メーカーは熱心に研究開発をすすめており、とんでもなく高いものも売れています。
これは国民の所得が二極化していることにも関係があるように思います。
街にある家電店では、30万円を超える製品というのは高い方でしょうが、高級オーディオと言われるランクとなると、上は車の道楽のレベルではありません。
車ではフェラーリと言えば高級車であり、持っている人はお金持ちというイメージがあります。
オーディオショーに行った時、スイスのメーカーが出品していましたが、ステレオの左右のアンプがそれぞれ2000万円でした。
これだけでは音は出せないので、コントロールアンプも足すと、アンプだけで5000万円を超します。
スイス製のものは特別高いと思います。
日本のメーカーにもよい製品があり、スイス製と比べたらずいぶん良心的な値段と思いますが、それでもオーディオで有名なパイオニアの高級機種は一式で1800万円ぐらいになります。
日本のメーカーは高級機種は別のブランドを使い、パイオニアの場合はEXCLUSIVEとか、TADという商標がついています。
そのため、日本製なのに海外製品と思っている人もいます。
昔、TRIOというメーカーがありましたが、そこに勤めていた人の何人かで、自分たちの理想とする製品を作りたいとして、アンプの会社を作りました。
これが、創立40年を過ぎたAccuphase(アキュフェーズ)という会社です。
この会社のアンプは、初代社長が「アンプは太い導線でなければならない」と製品の理想を掲げました。
つまり、もとの信号を変化させてはいけない。ちょうど忠実な拡大コピーのようなものを理想としたわけです。
また、長年にわたり初期の性能を維持することも目標にしています。
(ほぼ創立当時の製品でも、修理を受け付けてくれるのには感激します。)
ところが、このアンプ、ある人たちには人気がありません。
「おもしろくない」というのです。
もとの信号に何かを足したり、引いたりしない、つまり、何の色付けもないわけですから、何か変わった音が出てくるというものではありません。
私の家にもAccuphaseのアンプが1台だけありますが、全くと言っていいほど色付けはありません。
私は元の音を忠実に再現したいわけですから、私の目的には合っています。

前置きが長くなりましたが、オーディオ装置の、以上の説明を図に表すと次のようになります。

簡単に言えば、CDに入っている信号を増幅(大きくして)スピーカーを鳴らすまでに、いろいろな要素を足す装置と、極力足さない装置があるわけです。
こういうことを、考えていた時、私はふとあることが浮かんできました。
■元の言語情報を歪めてはいけない
私たちの生活の中には様々な情報があります。
それらを、私たちは五感を通して得るわけですが、他人の言うことや書いたものを情報として取り入れる時、目や耳を使います。
目や耳は情報を取り入れるだけで、認識するのは脳です。
脳はオーディオ装置で言えば、アンプのようなもので、脳の情報処理の過程いかんで認識が変わってしまいます。
では、脳の何が情報処理に影響するかと言うと、私は4つの要素が大きく影響すると考えました。
それは、知性、理性、感情、妄想です。
この4つの要素をレーダーチャートで表して、それらの比率の違いで、元の情報を正しく捉えたり歪めたりすると思うのです。
これらのイメージを図に表してみました。

感情や妄想に支配され、知性や理性が低いと他人の言いたいことを正確に把握できません。
これは、相手が何を言おうと、自分の思いで決めつけたいという人です。
教師は、こういう風ではいけません。
教育のことをあれこれ言うう前に、最も大切なことと思います。
まず、子どもの言いたいこと、書いたことを自分の感情や妄想に支配されず認識することです。
教師たるもの、少なくともこの姿勢が大切であり、出発点であると思います。
自分や自分の周りにいる人を、このようなレーダーチャートで表してみると、欠陥がわかるかも知れません。
人間は基本的にミスをするものと考えます。
そのため、社会はそのミスに対応したシステムを作って対応しています。
自動列車停止装置などは、その例です。
討論会でアナウンサーが司会しているときは、時々「あなたの仰りたいことは○○ということですね」と確認をしています。
私も、この真似をして、特に大切な話の時は「あなたの仰りたいことは○○ということですね」を使っています。
相手の立場に立ったり、正しい情報を得たいならば、是非行うべきことと思います。
逆にそうしたがらない人は、要注意だと思います。
リコーダーに関心のある方→コリーナミュージック
教育に情熱を

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