本屋に立ち寄ると、時々「保険特集」なるタイトルの本をみかけます。
どんなことが書いてあるのか見ると、その内容に呆れました。
原稿を依頼された執筆者がひどいのか、記者の能力が低いのか、どうかわかりませんが、本を買った人が信じてしまったら罪じゃないかとさえ思います。
■終身保険は入るべきではない?
こういうことを言っている専門家(?)がいる。
理由は、保険は保障のの必要な期間だけあればよいという意見(考え)。
例えば、子どもが自立できるまでに、もしものことがあったらという期間だけででよいというもの。
一生を保障する終身保険はムダと言っている。
そして、一生を保障する終身保険に保険料を払うより、貯蓄に回したほうがよいというのである。
これは、専門家の意見とは、とても思えない。
もしかしたら、雑誌記者の記者が乏しい知識で書いたのではないかと考えてしまう。
記者が書いて、何か肩書のある人には名前料だけ払っているということはないか?
そうすれば、雑誌社も専門家(?)も共に都合のよい関係になる(?)。
しかし、それは素人を騙すことになる。
これは、最近の景品ごまかし事件を思い出してしまうものだ。
本当に専門家が書いたとすれば、それはもはや専門家とは言えない。
もっとも、最近は「プルトニウムは飲んでも大丈夫」などと言う専門家もいるぐらいだから、専門家はなんぞやという疑念を抱く。

いきなり「終身保険はいらない」などと言う意見がおかしいのであって、それは「自家用車はいらない」なんて言っているようなものである。
都会で公共交通の発達しているところは、自家用車も必要ないと言えるだろうが、過疎地では自家用車がなかったら街に出て行くことができない。
このように、保険が必要か必要でないかは、その人の環境による。
そもそも、保障は必要な期間だけで、あとは貯蓄にした方がよいと言う考えも甚だ疑問。
終身保険は、図に示すように、死亡保障は一生で、保険料払込期間もある年齢で終了する。
保険の知識がない人は、満期という言葉を出すが、終身保険に満期はない。
(保障は一生である)
保険料の払込が終了する時期があるだけである。
そして、保険料払込終了後も一定の利率で利息がつき、払込保険料は増加する。
終身保険は死亡しないとお金がもらえないと思っている人もいるようだが、そんなことはない。
解約すれば、いつでも現金が入ってくる。
もっとも、契約開始から数年ぐらいで解約してしまっては、損をする。
保険だから、死亡しない限り、払った保険料より多く戻ってくるはずはないと思っている人もいるようだが、図を見てわかるように、解約時期により返戻金は支払った保険料より多くなる。
現在、銀行預金の利息は1パーセントに満たない。いや0.1パーセントに満たないものもある。
それに比べると、終身保険の利息は低い会社でも1.5%はあるだろう。
高いところでは3パーセントもある。
■終身保険の使い方
生命保険というと、もし自分が死亡したら家族のためにという考えがあった。
しかし、それは昔の考えであり、今日では「自分が生きるための保険」である。
若い頃は、家族や配偶者のためを思って契約するが、保険料支払い終了後は高い利息で、支払った保険料が増加することを利用して、老後の年金として活用するのが普通の考えである。
銀行のほとんど期待できない利息をあてにするより、生命保険の方がはるかにお金は貯まるのである。
生命保険は解約返戻金を睨みながら、適当な時期に年金に移行することもできる。
原資によっては、終身年金にすることもできる。
現在、終身年金を払う仕組みがあるのは国の年金か生命保険会社しかない。
立派に製本されて、タイトルに「生命保険特集」と書かれて書店に並ぶと、それだけで信用してしまいがちにもなるだろうが、記事を鵜呑みにせず、自分の頭で納得できるまで考えること、あるいは信頼できる専門家に説明してもらうことである。
言い難いことであるが、生命保険のセールスマンとて生命保険がわかっていない人がいるのも注意である。
現在はそれ相当の知識がないセールスマンは淘汰されてきたという経緯がある。
しかし、最近会ったセールスマンは、なんと20年以上の経歴がありながら、保険のことがわかっていなかった。
これには、正直驚いた。契約者はどういう人たちだろうと思う。

おかしい人の判定項目







左の写真は、私がしばしば訪れる友人宅の近くをうろついている猫である。身ぎれいにしていて、私が近寄ると、特に警戒もせず抱いてやるとゴロゴロ言ってご機嫌である。



政府は説明不足だと言っているが、どうしてもわからないのが、後期高齢者医療制度の保険料の払い方だ。





